危険!?その腰痛!整体院よりまずは病院に行くべき!
急に腰の痛みがでてしまい「整体院にいこうかな」とまず整体院に行こうとされる方もおられるだろう。
しかし、整体院に行って余計に腰痛が悪くなった話や、実は癌や内臓系の病気による腰痛だったのだと後から知るという話を聞くこともある。
長年整体師として現場に立っていて、内臓系の病気による痛みや、神経系の病気を疑うもの、脊髄等の炎症を疑うものなど、やはり即病院へ行くべきだろうという方に出会うものだ。
実際に去年1年間の間で「これは危険です○○を疑います」「まずは病院へいったほうが良いでしょう」そう言いきり、実際に整体院では手をつけてはいけない病だった方が、数名おられた。
この記事を読みすすめていただければ、あなたの大切な家族が腰痛を訴えているときに、まずは病院へ行くべき腰痛か、整体院に行ってもいい腰痛かを判断できるようになるはずだ。
ぜひご家族の健康を守るために参考にしてもらいたい。
1.なぜ腰痛で整形外科ではなく、整体院へ行くのか
そもそも腰痛になれば、国民皆保険の私たち日本人は、まず健康保険が使える医療機関である整形外科、もしくは医療類似行為を行う接骨院などにかかるはずだ。
だが近年では腰痛になるとまず整体院へいこうと考える方も多いのではないだろうか。通常3割負担の支払いで安くすみ、効果のあるはずの病院や接骨院になぜかからないのか。なぜわざわざ実費で高い医療機関でもない整体院を選ぶのか。
実際には患者側が求める腰痛という悩みに対して、悩みを解決もしくは和らげる場所になりえるから整体院という選択をするのだろう。
日本における医療保険制度は「国民全員を公的医療保険で保障し、安い医療費で高度な医療を受ける」という素晴らしい制度だが、実際には国の認めた症状以外のものには保険が効かないという現実がある。
また保険の効く医療行為そのものも限られた点数・部位数など、できることが限られている。結果として患部への湿布薬や電気治療のみを行うこと以外にできないことが多いのである。
整形外科の必要性はいうまでもないが、整形外科とは外傷による外科手術、骨折の手術や脱臼の整復、外科手術後のリハビリなど、体の運動器に関わる疾患の専門家だ。
時々接骨院と整形外科を混同している方もいるようだが、整形外科は医師が行う病院・クリニックであり、医療類似行為を行うあんまマッサージ指圧、鍼灸、柔道整復とは異なる。
外科医療の分野がまださほど発達していなかった戦国時代などは、戦場で負傷した者に対し祈祷やまじないのようなことを行っていたという史実がある。
明治時代初期でさえも消毒は焼酎をふきかけたり、銃弾による傷にも適切な処置ができないため、致命傷になりえたということからも、私たちが整形外科の分野でかなりの恩恵を恩恵を受けていることは疑う余地はない。
華岡青洲『竒疾外療図卷 完』
しかしながら、とても残念なことがある。腰痛がおこり整形外科にいってみたものの、電気治療や湿布・痛み止めを処方されて、何も改善されなかったという話はよくあることだ。
これは、整形外科で治療を行うには「原因がどこにあるのか診断して治療を行う」という原則があるが、実際の慢性的な腰痛やぎっくり腰には、「画像診断で問題のある骨や筋肉などの異常はみられないもの」がほとんどなのだ。はっきりいうと、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの診断がつかない、原因の分からない腰痛が大多数ということだ。
ある整形外科医の話によると、腰痛を訴える患者さんのわずが約5%以下が手術の対象になり、残りの約95%は保存的療法(日常生活における姿勢の注意や筋疲労をなくすといった方法※中野整形外科医院による)でよくなっているとの記録がある。
約5%以下の器質的な問題、診断のつく腰痛には整形外科での治療が有効だが、約95%の腰痛には原因が分からないわけである。
これは整形外科で行われるリハビリの有効性を示すとともに、原因のはっきり分からない腰痛に対して整体、鍼灸、手技療法などのアプローチが有効であるともとれるのではないだろうか。
原因を特定できずして症状の改善を見込むのは難しいのは誰にでも分かる。整形外科にかかっても、実際触診もせず画像だけを見て「骨には異常ありません」「筋肉が疲れているのかな」といい、湿布薬や痛み止めといったありふれたことをされるようなら、まずそのような整形外科に通うのは避けたほうが良い。
その整形外科医の先生は外科手術はスペシャルに上手で素晴らしいプロフェッショナルかもしれないが、あなたの腰痛には適していないかもしれない。
私たちの身近な腰痛のほとんどは、そこらの整形外科では原因の分からないといわれている腰痛にあたるからだ。もしもあなたの腰痛の原因が、姿勢や体の使い方、からだの歪みにあるとしたら、しっかりとヒアリングを行い、的確なことを教え提示してくれるのは、もしかしたら整体院ではないだろうか。
最低限の医学的知識をもち、臨床経験が豊富な整体師がいれば、あなたの悩みの腰痛を鑑別し、原因を明らかにしてくれるだろう。
続いて整体院よりも、まずは整形外科への受診を考えたほうが良い腰痛の見分け方を紹介したい。
2.危険な腰痛の5つの見分け方
危険な腰痛の見分け方として、まずは腰痛になったきっかけの有無を考えてもらいたい。
もともと疲労を感じると腰痛になったか。慢性的な腰痛を感じていたか。そういったものであれば整体院へかかるのも良いだろう。
しかし何か外傷のあとからでた腰痛であれば骨折を疑うし、高齢者で骨粗鬆症をもっていれば、明らかな外傷がなくとも腰椎の圧迫骨折を疑うべきだ。
特に気をつけてもらいたいのは、夜間時にでるような突然の腰痛だ。
その場合は尿管結石などの内臓系の疾患を疑うことになる。
またありきたりな腰痛であれば、動作や姿勢によって腰痛が軽減することが多いが、安静にしていても腰痛がひかず痛みが軽減しない〝安静時痛〟があったら気を付けよう。この場合、悪性腫瘍や炎症性の痛みの可能性もあるので注意が必要だ。
このように腰痛が危険な腰痛かを見分けるには、腰痛になっるきっかけの有無も考慮しなければならない。
何も思い当たる原因がないのに、急に腰に激痛がはしったり、安静にしていても痛みが緩解しないような腰痛であれば、まずは整形外科を受診するべきだ。
腰痛といっても、痛みの部位や範囲は様々だ。
腰全体に感じることもあれば、腰部の真ん中か、外側か、片側か、臀部にも感じるか、下肢も痛むかなど。
ここで注意するべきは、まず痛みを訴える場所が悪いのではなく、どこかに痛む原因がひそんでいて、その原因によって痛みがでているケースがあるということだ。
例えば帯状疱疹後の神経痛は、お尻や足のつけの奥がジンジン、ヒリヒリと痛んだり、腰椎の圧迫骨折は下部の腰椎(腰の骨)を痛がることも多い。
特に危険な腰痛として注意しておきたいのは、肛門付近が熱い、尿がでずらい、足の感覚がないなどの症状。これらの症状があるとしたらかなりの危険信号だ。早急に整形外科を受診しよう。
危険な腰痛かどうかを見分けるため特に重要なのが、あなたの腰痛がどのような経過をたどっているかということだ。
整形外科などの診断では問題がないとされるいわゆる〝非特異的腰痛〟は、発症のあと自然寛解をたどるとされている。
したがって、腰痛を発症したのち安静にしているにも関わらず、痛みが進行をたどったり、炎症がおさまらない腰痛は脊髄の腫瘍性・炎症性の病気を疑ったほうがよい。その場合はまずは医療機関にいったほうがリスクを避けられるだろう。
加齢による関節や組織の変性が原因の場合は、寛解と増悪をく繰り返すことが多いのも特徴だ。
あなたの腰痛はどんな時にでるだろうか?
腰の前屈、後屈ででるか、右左にひねるとでるか、どんな姿勢で痛むのかなどをが調べれば、痛みの原因をしぼりこむことができる。
動作時の痛みはどの動作で痛むかで腰痛の種類の鑑別ができるし、運動制限が顕著にある場合に疑う疾患もある。
腰を動かしたり姿勢をかえることで腰痛がでるようなら、危険な腰痛の可能性は低いだろう。
反対に動作時の痛みもなく、姿勢によって痛みの変化がない腰痛は内臓疾患からの痛みの可能性もあるため注意するべきだ。
「過去に何か大きな病気や癌などを経験したことはありますか?」
当院では必ずカウンセリング時に確認をするか、問診票で記入をお願いしている。
私たち整体師が1番注意しなければならないことは、病院で治療をするべき腰痛の方には、いち早く医療機関の受診をすすめることだと思っているからだ。
癌や脊髄の炎症など重篤な病気による腰痛の場合の特徴はあるが、まずはその方に(癌などの)既往歴があるかないかを確認することで、〝病気による危険な腰痛を見逃してしまう〟というリスクを回避できる。
私自身は過去に炎症性の痛みを疑う男性に既往歴を確認したところ、3ヶ月前に腰椎ヘルニアの手術をされたということで、施術はせず病院に行ってもらうと、手術後の傷口から可能した化膿性脊髄炎だったということを経験した。
また癌の骨転移による腰痛だったという例も、この10年間で数人経験している。癌や腰の手術の既往歴があれば、単なる腰痛と思われるものも、甘くみることなく医療機関を受診するのが正しい選択だろう。
3.腰痛の種類について
〝2〟でお伝えした危険な腰痛には該当せず、腰痛で病名のつけられない腰痛(ヘルニア、狭窄症などを除く大部分の腰痛)を、非特異性腰痛という。
ここでは非特異性腰痛の原因について、4つの分類を紹介する。
タイプ別にセルフケアや生活動作で注意する点が異なるので、ぜひ参考にしてもらいたい。
筋肉の疲労による腰痛を筋・筋膜性腰痛という。動作時に痛むことが多く、特に前屈の際に腰部に痛みがでる。
筋硬結(きんこうけつ)といっていわるゆ〝コリ〟があり、マッサージをすることで効果がある腰痛といわれている。
セルフケアは体、上体を反らせることが有効な場合が多い。
椎間関節=背骨腰骨の関節が痛むものを椎間関節性腰痛という。
この腰痛は体を後ろに反らしたとき(後屈時)に痛みをともなうのが特徴だ。また痛みはピンポイントで局在がはっきりしており、痛みがでる関節には圧痛(押して痛む)も認められる。ときに臀部(おしり)や大腿部(ふともも)などに痛みがともなうこともある。
セルフケアはおへそ引っ込ませる体操が有効の場合が多い。
仙腸関節は背骨の1番下の骨にあたる仙骨と、くびれの位置の少し下で触れる腰骨の腸骨とでなる関節で、複数の靭帯によりつながっている。
何らかの原因で骨盤まわりの筋肉の協調運動がスムーズにいかなくなり、仙腸関節の機能が障害され仙骨外側部に痛みを感じる。大腿部(ふともも)外側や脚や足にかけて、関連痛として痛みをともなうこともある。また鼠径部や坐骨(椅子に座るときにあたる骨)にも関連痛を認める。
特徴として、痛みの範囲やエリアは非連続性で、圧痛点(押したポントが痛む)を認める。特異的腰痛、危険な腰痛との鑑別が必要である。
3-4.椎間板が原因の腰痛
背骨のクッションの役目を果たす椎間板そのものが何かしらの問題をおこし、それにともない痛みが生じているものを、椎間板性腰痛という。
加齢による変性や、過度の負荷による炎症が原因と考えられている。
特徴として、痛みの範囲やエリアがはっきりせずに、深いところが重だるく痛んだり、両側に痛みをともなうことが多い。また鼠径部の関連痛をはじめ、動作開始時の痛みがでることも多い。
4.まとめ
- 外傷や骨粗鬆症など骨折が疑われる場合
- 危険信号がでてる場合(肛門が熱い、尿がでずらい、足の感覚がない、急激な筋力低下)
- 休息をしても痛みが増悪傾向の場合
- 安静にしていても痛みが減らない場合
- 姿勢や動作と痛みが全く関係しない
- この他、上記2-5.に紹介している〝腰痛になったときのチェックリスト〟を参考にしてもらいたい。
- 外傷、骨折など整形外科で診察をうけるべき事項が見られない場合
- 休息することで寛解してくる場合
- 姿勢や動作時において一貫した痛みの発生がみられる
- 整形外科にいき画像診断では問題ないといわれた、いわゆる非特異性腰痛
- この他、上記2-5.に紹介している〝腰痛になったときのチェックリスト〟を参考にしてもらいたい。
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※回数券の販売や、症状によっての料金の変更はありませんのでご安心ください。
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 8:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
午後15:00~20:00 | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | – |
※水曜日は17時まで
※日曜日と祝日は休診です。
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